Java入門 コマンドラインからのJavaソースファイルのコンパイル

Javaソースファイルをコマンドラインからコンパイルする方法を紹介しています。

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Javaソースファイルをコンパイルしてみよう!

このページには、以下のサンプルを掲載しています。 下の項目をクリックをすると各サンプルにジャンプします。 ※2週間以内の新着記事はNewアイコン、更新記事はUpアイコンが表示されます。

Javaソースファイルをコンパイルするには、javacコマンドを使います。前のページ「Javaのプログラムを書いてみよう」でJavaのソースファイルを書いたので、 このファイルをコンパイルしてみましょう。コンパイルを行うことで作成したJavaのログラムを動かすことが出来るようになります。Javacコマンドは、SDKをインストールすれば利用できるようになります。 その前にコマンドライン[注] というのは、キーボードからいろいろな命令を入力してPCの操作を行う画面のことでWindwosだとコマンドプロンプトがこれに該当します。 それでは、まずコマンドプロンプトから起動してみましょう。
下の画面のように
スタート → プログラム → アクセサリ → コマンドプロンプトで起動できます。




では、早速コマンドプロンプトからjavacコマンドを実行してみましょう。
前のページ「JDKをインストールしよう」 でJ2SDKをインストールしていればjavacコマンドも一緒にインストールされています。
キーボードから下の文字を入力して[Enter]キーを押すと入力したコマンドが実行できます。
javac -version


おっと何やら表示されました。実は、これは実行しようとしたコマンドが見つからない時に表示されるメッセージです。 実行しようとしたコマンドが今自分がいるディレクトリ(カレントディレクトリと言います)の中にないため「コマンドがないよ」というメッセージを表示したわけです。
では、javacコマンドはいったいどこにインストールされているのでしょうか。
javacコマンドは、インストールのときに特に指定していなければ下のディレクトリにインストールされています。(Windowsの場合)
C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_24\bin
※赤字の部分は、インストールしたバージョンによって変わります。


今度は、下のようにインストールしたディレクトリも含めて実行してみます。
"C:\Program Files\Java\jdk1.6.0_24\bin\javac" -version
※赤字の部分は、インストールしたバージョンに合わせて変えてください。


これでコンパイルが出来るようになりました。。。と言いたいところですが、コンパイル実行するたびに毎回 C:\Program Files\.....と入力するのは大変です。
そこで環境変数Pathの設定をします。Pathを設定すればjavacコマンドの実行は、カレントディレクトリが どこであってもjavacだけで済みます。
それでは、Pathの設定をして見ましょう。Pathの設定をするには、まずコントロールパネルを開きます。
コントロールパネルは、下の画面のように
スタート → コントロールパネルで開けます。


コントロールパネルを開いたら次に「システム」という名前のアイコンをダブルクリックします。


下のようなダイアログが表示されるので「詳細」タグをクリックした後、
「環境変数」ボタンを押します。


環境変数を設定する画面が表示されるのでシステム環境変数からPathを選択して編集ボタンを押します。

変数値の入力項目にjavacコマンドがインストールされているディレクトリを追記します。
この項目には、複数のディレクトリを設定することが出来ます。
設定値と設定値の区切り文字として「;」(セミコロン)を使います。
なので、javacコマンドのディレクトリを追記するとき一番最後の文字が「;」(セミコロン)じゃない場合は、 「;」(セミコロン)を入力した後に追記します。


OKボタンを押して設定項目を反映します。



これでコンパイルが出来るようになりました。
それでは、前のページ「Javaソースファイルを書いてみよう」で作成したJavaソースファイルを コンパイルしてみましょう。
まず、コマンドプロンプトを起動します。前述の手順で環境変数を設定した人は、コマンドプロンプトをいったん閉じてから 立上げなおしましょう。立ち上げなおさないと設定した環境変数が反映されません。
コマンドプロンプトが起動したらJavaのソースファイルを保存したディレクトリに移動します。
ディレクトリを移動するには、コマンドプロンプトからcdコマンドを入力します。cdとディレクトリの間には、半角スペースを一文字以上入力します。
cd [Javaのソースファイルを保存したディレクトリ]


ディレクトリに保存されているファイルの一覧を見るにはdirコマンドを入力します。


さて、いよいよコンパイルです。コンパイルをするには、下のように入力します。
javac [Javaのソースファイル名]


正常にコンパイル出来ると「クラス名+.class」というファイルが作成されます。
HelloWorld.javaの場合HelloWorld.classというファイルが作成されます。
それでは、ファイルが出来ているかdirコマンドで見てみましょう。
正常にコンパイル出来たようです。
コンパイルに失敗するとコンパイルエラーが表示されます。
ちょっとやってみましょう。Javaのソースをちょこっと修正してわざと間違ったソースコードを書いてみます。
「"」(ダブルクォート)を一個余計に書いてみました。
public class HelloWorld {
  static public void main(String args[]){
    System.out.println("Hello World"");
  }
}
では、コンパイル!!

やっぱりエラーになっちゃいました。(^^;
とまぁこんな感じのエラーが表示されたらコンパイルエラーということです。

次のページ「Javaプログラムを実行してみよう」では、今回コンパイルしたプログラムを実行してみます。




最終更新日:2019/02/13

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